瓜生 大輔
2013
ラテン語で「窓」。故人の記憶を覗く窓、故人に「逢える」窓。ミラーをじっと見つめるか、ロウソクに火を灯すと故人の面影が蘇る。
普段はごく普通の調度品(鏡・写真立て・ロウソク立て)として、日常生活の中に溶け込むが、ひとたび決められた動作を行うと供養の儀礼を行う/ 故人を偲ぶ (故人に逢う)ための道具に様変わりする。仏壇などに代表される伝統的な死者供養のスタイルが変化を見せる今日、コンピューターサイエンスにおける先端技術が死にまつわる文化・慣習と人々の繊細な感情を支援することができるのか。問いかけるための第一歩となる試みである。