瓜生 大輔+大伏 仙泰
2021
専用の花瓶に花を活けるとオンライン・バーチャル献花サービス上に反映される
“SenseVase with Virtual Memorial” は「オンライン献花」のデザインコンセプトである。SenseVaseは花が活けられたことを認識するスマート花瓶で、各家庭に置かれたSenseVaseに「献花」が行われると、3DCGで描かれたVirtual Memorial上に反映される。一般に、献花は災害・事故・戦争などの犠牲者を追悼するために行われる一方で、「花瓶に活けられた花」は日常生活を彩るアイテムのひとつである。本作品は、これらの花を活ける・備える行為が持つ特徴と近年普及が進むオンライン追悼サイトをかけ合わせることで、物理的な儀礼を伴うバーチャル献花という経験を提案するものである。