KMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)・NAIST (奈良先端科学技術大学院大学)・東大寺の3者による協同プロジェクト。東大寺を題材とした2つのARアプリケーションを開発した。 2012年度の1年間にわたり行われた本プロジェクト。NAISTチームがソフトウェア開発を担当、私が率いたKMDチームはコンテンツデザインを担当した。iPadを覗き窓に見立てて大仏様にかざすと、1300年前の創建当初の姿が映し出される「東大寺時巡り」。東大寺境内の地図が描かれた屏風にかざしながら、東大寺の伝統儀礼である「お水取り」を疑似体験できる「東大寺山景屏風」。いずれのアプリケーションも東大寺の僧侶らとともに綿密に内容を協議しながら完成させた。 ...